あざな悠良のよもやま話

備忘録を兼ねていろいろな情報を発信していきます。

一人暮らしで必要なアンペア数と変更する時のポイント

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我が家は一人暮らしですが、40A(アンペア)で電気の契約をしています。

 

このことを他の人に話すと「そんなに使うの? 30Aとかで十分じゃない?」と言われることがあります。

 

ちなみに、アンペア数とは、要するに、そのおうちで一度にどのくらいの電気が使えるか、という数値です。

 

たくさん電化製品を使ってブレーカーが落ちてしまった経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか。

 

あれは、使えるアンペア数を超えて電気を使ってしまったからなんですね。

 

契約アンペア数を決めるにあたっては、いろいろと考えたうえでの結果なので、私自身は多すぎるとは思っていません。

 

今回は、その検討した内容などを書いておこうと思います。

 

私は東京電力の従量電灯プランを契約しているため、他の契約プランや電力会社ではあてはまらない部分もありますので、ご了承ください。

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必要なアンペア数の決め方

 

アンペア数は、一度に使うことができる電気の総量。

 

ということは、一度に何アンペアを使う可能性があるのかを知らなくてはいけません。

 

夜であれば天井のライトをつけますし、暑さや寒さが厳しければエアコンも使いますね。

 

冷蔵庫は常に使用中。

 

料理をするなら、IHコンロや電子レンジ、炊飯器を同時に使うこともあるでしょう。

 

更に、携帯電話の充電器や、テレビなどの待機電力も計算に入れる必要があります。

 

東京電力のHPには以下のような計算ツールがありますので、ざっと割り出してみました。

 

わが家のアンペアチェック

 

ちなみに、例えばエアコンだと、立ち上がりの時には通常運転時の2~3倍の電力を消費したりするので、計算ツールはあくまでも目安です。

 

実際に使っている電化製品によっても誤差はあるでしょうが、私の場合は、概ね30A前後という計算になりました。

 

使わないものはこまめにスイッチを切ればよいので、契約を30Aに減らそうと思えばできないことはないように思えます。

 

しかし、ここでポイントが一つ。

 

我が家には、ホームセキュリティがついているのです。

 

セキュリティの装置も当然電気を常に使用していますが、この装置、電気の供給が止まると警備会社に警報がとんでしまうそうなのですよ。

 

うっかり使いすぎでブレーカーが落ちたら警備会社の人に迷惑がかかる、と考えると、怖くてできない。

 

そんなチキンな理由で、私は多めの40Aで契約しています。

 

アンペア数を変えたい時のポイント

 

アンペア数を変更すると、基本料金が変わります。

 

基本料金は、2018年1月時点で以下の通りです。

 

  • 10A 280.8円
  • 15A 421.2円
  • 20A 561.6円
  • 30A 842.4円
  • 40A 1,123.2円
  • 50A 1,404円
  • 60A 1,684.8円

 

今現在、40Aで契約しているなら、もし30Aへ変更すれば、基本料金が280円くらい下がりますね。

 

手っ取り早い節約になるでしょう。

 

しかし、ちょっと待った

 

アンペア数を変更する場合は注意点があります。

 

実は、電気の契約は基本的に1年を通して行うものとして設定されているので、頻繁に変えることができません。

 

例えば、秋などエアコンが必要ない季節は当然電気の使用も少なくなりますが、そういう時はアンペアを下げて、がっつり使う冬は上げる、ということはできないのです。

 

ですので、一番多く使う時を想定したアンペア数で契約する必要があります。

 

また、よくブレーカーが落ちるからアンペア数を増やそう、と考えている場合。

 

落ちるのは、どのスイッチでしょうか。

 

ブレーカーがあるところを分電盤と言いますが、通常、一番左にアンペアブレーカー、その右に漏電遮断器、そのまた右に配線用遮断器があります。

 

一番左のアンペアブレーカーが落ちる場合は、総アンペア数が足りないと思って間違いありません。

 

ですが、他のスイッチが落ちる場合は、アンペア数を上げても事態は改善しない可能性があります。

 

右側にある複数の小さなスイッチは配線用遮断器といって、回路ごとにスイッチが分かれています。

 

例えば、1つはリビング、1つはキッチン、1つは浴室、といった感じですね。

 

右側にあるスイッチのうちの1つが落ちてしまう場合は、その部分でだけ使いすぎの状態になっている、ということなのです。

 

1つの回路に流れることができる電気の量は20Aくらいまでなので、それを超えると、使いすぎた部分の遮断器だけが落ちてしまうんですね。

 

これは、契約アンペア数を増やしてもどうにもならないので、自分でコンセントの割り振りを変えるしか方法がありません。

 

建物自体を工事して配線状況を変える、という方法もあるのですが、今回は一人暮らしという前提なので割愛します。

 

ちなみに漏電遮断器が落ちる場合は、建物の中の配線や電化製品が漏電している可能性がありますので、お気をつけください。

 

そして、アパートなどの賃貸物件にお住まいの場合。

 

建物の配線の状況によっては、居室ごとに上限アンペア数が違うことがあったりします。

 

隣のおうちが50Aだから、うちも50Aにできる、というものではないんですね。

 

また、アンペア数を変えるのはかまわないけど、退去する時は元のアンペアに戻してね、と言われることもあるようです。

 

ですので、念のため、事前に家主さんや管理会社に確認することをおすすめします。

 

アンペア数変更の手続き

 

東京電力のHPからか、FAX、またはカスタマーセンターへ電話して申し込みます。

 

(東京電力以外の会社と契約している場合は、契約会社へ連絡してください)

 

屋内のブレーカー工事なので、基本的には立ち合いが必要です。

 

ですが、最近は遠隔操作でできることがあり、その場合は立ち合いが不要になります。

 

見分けるポイントは、分電盤にアンペアブレーカーがついているかどうか。

 

アンペアブレーカーがついてないところは、遠隔操作が可能なので、立ち合いが必要ありません。

 

電話で申し込むと30分くらいで変えてもらえることがあります。

 

立ち合い工事の場合は、実際の工事にかかるのは20分程度なのですが、作業員に来てもらう時間をこまかく指定することはできないので、半日くらいはつぶれる覚悟をしておきましょう。

 

工事中の20分間は停電になるので、そのための準備もお忘れなく。

 

工事費用は無料ですよ。

 

電気サービス|東京電力エナジーパートナー株式会社

 

ちなみに、携帯電話やガスとのまとめ契約にしていて、東京電力以外の電力会社で契約している場合は、契約会社へ連絡してくださいね。