クレジットカードって、何枚持ってますか?
私は、クレジットカードを持ちはじめてしばらくの間は1枚だけだったのですが、今では複数のカードを所持しています。
旅先での盗難や紛失対策用に、と予備のカードとして作ったのですが、いざ持ってみると、多少のデメリットはあるにしても、1枚だけ持っているよりもはるかに便利ではないですか。
今回は、私がクレジットカードを複数持つ理由などについて書いてみようと思います。
スポンサーリンク
想像していたメリット・デメリットと現実
カードを複数持つことについては、いろんなメリット・デメリットを想像していましたが、実際に持ってみるとこんな感じでした。
年会費が負担になるかも
クレジットカードによっては、入会金や年会費がかかります。
年会費がかかるタイプのカードは、その分、特典や受けられるサービスが充実しているので、まるっきり損をしているわけではないのですけれども、かからないに越したことはないですよね。
この点については、入会金や年会費が無料であったり、条件によっては年会費が無料、または割引になるカードを選ぶことで解決しました。
管理がめんどくさそう
自分の能力の問題ではあるのですが、どのカードでいくら買い物をしたか、などの管理がめんどうだな、と想像していました。
実際、それぞれのクレジットカードを無秩序に使用していれば、すぐにわけがわからなくなることでしょう。
これについては自分ルールを設けました。
- ポイントをためやすいクレジットカードを決めて、公共料金の支払いや普段の買い物についてはそのカードを使う
- その他のカードは、あくまでもサブ扱い
アプリなどを使って、それぞれのカードの使用状況をこまかく管理することも可能でしょうが、それがめんどくさいなら、そもそも使わなきゃいいじゃない、という考え方です。
原始的ですが、効果的。
この方法なら、ポイントもあまり分散しないので、ためやすいですしね。
想像していなかっためんどうくささは、引っ越しの時にやってきました。
当然ですが、住所変更の手続きは、すべてのカードでそれぞれ行わないといけないわけです。
これが、地味にめんどうくさかった。
しかし、怠ると、カード会社からのお知らせなどが旧住所に郵送され、見知らぬ人がそれを受け取った場合、個人情報がもれてしまう可能性がありますから、しっかりやらねばなりません。
こういう管理はちょっと盲点でしたね。
限度額が増える
クレジットカードは、一括払いであろうと分割払いであろうと、要は「カード会社からお金を借りて支払いを先にのばす」というシステムです。
お店は、まずカード会社に料金を請求し、その後、カード会社が自分に請求する。
ざっくり言うと、借金と同じなのですよね。
ですから、カード会社が事前に審査をして、その人がちゃんと払えると思った金額分しか利用することができません。
その後大儲けしたとかでどれだけお金が支払い用の口座に入っていようとも、最初に決められた利用枠以上の金額をカードで使うことはできないわけです。
この利用枠を増やすにはまた審査が必要になるので、思い立ったらすぐに増やせるというものでもありません。
でも、旅行や引っ越しなどで、その時だけでもいいから限度額以上使いたい時ってあるではないですか。
そんな時、複数のカードを持っていると、限度額に余裕がある別のカードを使うことができるので、とても助かります。
私は、引っ越しをした時、家具や家電を一気に購入して限度額いっぱいになってしまったことがありました。
サブのカードがあったおかげで、わざわざ現金を用意しなくても買い物が続けられたのは、ストレスがなくてよかったですね。
支払い用の口座にお金があるからと油断してしまいましたが、こういうこともあるのだな、と勉強になった瞬間でした。
カードを紛失した時や使えない時に安心
もともと、旅行用の予備として作ったのが、クレジットカードを複数持つことのきっかけでした。
旅行の際はメインとサブの計2枚のクレジットカードを持って行くのですが、出先で紛失した場合の安全対策として、旅先で外出する時には、予備のカードを宿泊先の金庫に入れておくようにしています。
カード会社の緊急連絡先は24時間対応ですから、もし紛失してもすぐに利用停止などの対応をしてもらえるので、その点については安心です。
ただ、再発行には何日もかかります。
旅先で現金しか持てないのはかさばって不便なので、そんな時のために、予備のクレジットカードを持っていると安心できます。
また、クレジットカードは、利用限度額を超えていなくても使えないことがたまにあります。
カードが破損していて磁気を読み取ることができなかったり、普段より高額なものを購入しようとした時に、カード会社の安全対策として止められてしまった、などが理由です。
そういう場合のためにも、予備のカードがあるとよいですね。
2枚め以降を申し込む時のポイント
国際ブランドに注目しよう
クレジットカード会社には5大国際ブランドがあります。
- VISA(ビザ)
- MasterCard(マスターカード)
- JCB(ジェイシービー)
- AmericanExpress(アメリカンエクスプレス / アメックス)
- DinersClub(ダイナースクラブ)
国内、海外を問わず、VISAとマスターカードは使い勝手がとてもよいですね。
VISAは、使える国や地域が一番多いです。
以前、何度か海外旅行に行ったことがありますが、お店によってはVISAの取り扱いが無いことがありました。
ただ、その場合は、必ずと言っていいほどマスターカードが使えましたよ。
JCBは、VISAには及ばないものの、国内でも海外でも使えますし、チケット割引や空港のラウンジ使用などの特典が充実しています。
アメックスやダイナースはステイタス性が高く、様々なサービスが充実しています。
一般的な、例えばアメックスのグリーンカードで、他のカードのゴールドクラス的なイメージですね。
使える範囲はJCBとあまり変わらないように感じます。
生活スタイルに合わせて、この5ブランドの内の2つを選べば、困ることは無いでしょう。
ちなみに私のメインカードはVISAですが、国内でも海外でも使えなかったことがまったく無かったのでおすすめです。
申し込みの際に気をつけるポイント
クレジットカードは、申し込み後にカード会社による審査が行われ、合格してはじめてカードが発行されます。
雇用形態や年収などの情報が、1枚めのカードを作った時とあまり変わらなかったとしても、カード会社によっては審査に合格できない可能性もあります。
・年齢や年収などが規定からはずれていないか
カードの種類によっては、年齢や収入に制限が設けられていることがあるので、申し込みの際には必ずチェックしましょう。
・正しい情報で申し込んでいるか
申し込みの際に、住所などを間違って登録してしまうと、第三者によるなりすましかと思われて審査に落ちる可能性が高いです。
登録する前に見直しを。
・借入額が年収の1/3を超えていないか
消費者金融からの借り入れとクレジットカードのキャッシングの総額は、年収の1/3を超えることはできないため、多額の借り入れがあると審査には合格するのは難しいです。
ある程度、返済してから申し込みましょう。
・一度に何枚も申し込んでないか
一度に複数のカードの申し込みをすると、お金に困っていると判断されて合格しにくくなります。
複数のカードを作りたい場合は、期間をずらして申し込むようにしましょう。
また、既に所有している枚数が多い人も、同じ理由で警戒されますのでご注意を。
・支払いの延滞や滞納はないか
クレジットカード会社は、誰がいくら借りていて、どの程度返済されているか、延滞したことがあるか、などの情報を共有しています。
今持っているカードの支払いが遅れたり、または携帯電話の支払いを滞納したりしたりすると、あなたの信用情報に登録されます。
情報の保存期間は最大5年で、その間はカードの申し込みをしても通らない可能性が高いですよ。
・他のカードの審査に落ちたことがある
これも、マイナス要素として信用情報に登録されますので、すぐに他のカードの申し込みをしても落ちる可能性が高いです。
この情報の保存期間は6ヶ月ですので、審査に落ちた場合は、期間をあけてから再申し込みをしましょう。
審査に落ちてしまったら
期間をあけるなどして、まずは信用情報の回復を目指すのがベストではあります。
ただし、消費者金融系のカードは、審査に落ちてすぐの状態でも比較的作りやすいようですので、ご参考まで。