一人暮らしは気楽で楽しいものです。
が、それは、頼れるような人がそばにいないということでもあるので、困ったことがあっても基本的には自分でなんとかしなくてはなりません。
私個人が一番途方に暮れた気持ちになるのは、体調を崩した時ですね。
年に何回かは38度以上の高熱を出すのですが、具合が悪くて動きたくないけれども、食べなければ回復しないからとのそのそと起き出す時、誰かいてくれないか、とせつなくなります。
まぁ、慣れてしまって40度以下であれば一日で回復できるようになりましたけれども。
というわけで、今回は、体調を崩した時のための覚え書きです。
あくまで私個人の場合のことなので、あまり参考にはならないかとは思いますが。
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日頃の備え
まず、常備薬として痛み止めだけは用意しています。
クーリングしつつ一晩安静にしていれば熱自体はある程度下がるものなのですが、高熱の場合は頭痛で寝るどころではなくなることも多いので、そんな時のために痛み止めがあると安心。
ただし、使用期限のあるものなので、いざ必要となった時に期限切れ、なんてことのないように注意が必要です。
あとは、体温計と、保冷剤などクーリングに必要なもの。
体温計は、まず、自分の平熱を知るために必要。
また、発熱した時って意外と自分で気づけません。
単に高熱が出る時って、風邪のようなわかりやすい症状はまったく無いのですよね。
「なんか調子悪いな」とか「ごはんがおいしくないな」と思ったら熱があった、という程度の自覚症状しかないので、体温計は持っていた方がよいです。
保冷剤は、アイスを買った時などに付けてもらえるやつを2個、冷凍室に常備。
これは、脇の下などをクーリングする用なので、5×5cmくらいの小ぶりのものが使い勝手がいいです。
栄養補給は、常備してある経口補水液と、作り置きで冷凍してあるおかゆ、同じく作り置きの味噌汁の素がメイン。
寝込む前に買い物に行ける余力があれば、バナナや玉子なども加わります。
いざという時のために、最寄りの病院だけでなく、緊急外来を受け付けてくれる病院の場所と、そこへ夜間に行く場合の交通手段も確認済みです。
発熱時の私の対処法
ここから先はあくまでも私個人のやり方なので、そんな人もいるんだなー程度にお読みくださいね。
何度も熱を出していると、自分が発熱している時の兆候がある程度わかってきます。
私の場合、平熱は36.3度前後なのですが、37度を超えたあたりから、若干ハイになって口数が増えます。
一人ボケ一人ツッコミをやりはじめると、微熱がある証拠。
熱があがって38度近くになると、軽いめまいや頭痛が起こり、おしゃべりをするのがだるく感じます。
38度を超えると、頭痛がひどくなり、悪寒や関節痛も加わってきます。
熱の出はじめは食欲がまったく無くなるので、とりあえず寝てしまうのが一番なのですが、悪寒が強い時には、まずはお風呂に入ります。
悪寒が強い時というのはからだがガチガチにかたまっているので、40度くらいのお湯につかってふくらはぎなどをマッサージすると、翌日のらくさが段違いなのです。
時間は長くて10分程度。
お湯につかったからといって悪寒がおさまることはないので、適当に切り上げます。
汗をかくので、ベッドにはバスタオルを敷いておきます。
シーツが湿気ると交換するのがたいへんですのでね。
枕元には、経口補水液のペットボトルを置き、こまめに摂取するようにします。
経口補水液がおいしく感じる時はからだが脱水している証拠だと思っているので、おいしいうちはどんどん飲みます。
高熱の時には嘔吐する可能性もあるので、寝床の近くには、ゴミ袋を三枚重ねにして、中にチラシなど水分を吸収できそうなものを入れておいたものを置いておきます。
毎回、用意するだけで、使ったことは無いんですけれども。
あとは、熱が下がるまで、時折水分補給と、寝間着やタオルの交換をしながらひたすら寝続けるのみ。
しかし、頭痛のせいで大概寝られない。
ガマンできない時には痛み止めを飲みます。
横になってから3時間経過しても熱がまったく下がらない時にはクーリング開始。
ハンカチやミニタオルに保冷剤を挟んで、脇の下や股の間、こめかみや首の後ろなどにあてて冷やします。
あてる時間は、冷やしすぎると痛くなるので、1ヶ所1~2分程度。
ちなみに、額は冷やしてもあんまり効果が無いですね。
そんなこんなで、解熱剤を服用しなくても8時間くらいすると37度前後まで熱がひきます。
熱が下がると、食欲があるかは別として、ものを食べても気分が悪くなるということはないので、冷凍おかゆを解凍していただきます。
休みがとれるようなら、その日はそのまま寝続けるのがベスト。
夕方くらいにはいつも通りの体調に戻る、という感じです。