あざな悠良のよもやま話

備忘録を兼ねていろいろな情報を発信していきます。

冬の日光を旅する時のポイント

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栃木県の日光が好きで、年に1回くらいのペースで行く私。

 

基本的に一人旅なので、気軽に行けるのをよいことに、季節を問わず、ハイシーズンもオフシーズンも、思い立ったら出かけていきます。

 

あたたかい季節の緑の杉並木や、いろは坂の秋の紅葉をながめるのも素敵ですが、個人的には冬場の一番冷え込む2月頃がベストシーズン。

 

遠くにそびえる雪山をながめつつ、日光山へ続く街道の坂道を、ピーンと冷たい空気が張りつめた中、ゆっくりゆっくり歩いて行くのが好きだったりします。

 

しかし、なめてかかってはいけない寒さですから、準備はしっかりして行く必要があります。

 

行ってみたらそれほどでもなかった、ということもあるのですが、用心は大切。

 

今回は、冬の日光で気をつけたいポイントをまとめてみました。

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移動手段について

 

車で行かれる場合は、必ず日光市内に入る前にスタッドレスタイヤに交換するか、チェーンを装着しましょう。

 

日光は駅前でも海抜500m以上ありますし、華厳の滝がある中禅寺湖付近に至っては1000mを超えます。

 

要するに、冬山です。

 

市街地はそうでもありませんが、いつ雪が降るかわかりませんし、平地に比べて気温が低いので降ったらなかなか溶けません。

 

おまけに、溶けたところが凍結する可能性も高いです。

 

出かけるその日が晴れていたとしても、油断は禁物

 

と、のっけからちょっと厳しい感じで書いてしまいましたが。

 

冬場は通行止めになる区間もあるので、基本的には公共交通機関を利用する方がよいと思います。

 

電車でのアクセスは、JRでJR日光駅、または、東武線で東武日光駅へ。

 

駅前からは湯元温泉方面や中禅寺湖方面へ向かう路線バスが出ており、二社一時のある日光山周辺のみであれば、JR日光駅から世界遺産めぐりバスというのも利用できます。

 

が、実を申せば私、世界遺産めぐりバスには乗ったことがありません。

 

日光山まではゆるい坂道で約2km、徒歩でも30分あれば十分な距離なので、歩いたことしかないのですよね。

 

また、通常なら神橋まではバスで約5分ほどですが、冬と言えども初詣の時期などは激混みで、30分以上かかることもある、ということも申し添えます。

 

路線バスは冬季運休区間もありますが、中禅寺湖温泉や、スキー場のある湯元温泉までは1時間に1~4本程度運行しています。

 

湯元温泉までは片道1,700円で、フリーパス(2日間乗り降り自由)は大人3,000円、子ども1,500円。

 

中禅寺湖温泉までは片道1,150円で、フリーパス(2日間乗り降り自由)は大人2,000円 子ども1,000円。

 

運賃は交通系ICカードが利用可能ですが、中禅寺湖方面まで行くならフリーパスを利用する方がお得です。

 

しかも、冬季に宿泊する場合は、更にお得

 

特定のお宿に宿泊することが決まっている場合は、半額割引やキャッシュバックのサービスが受けられるのです。

 

しかも、有効期間は2日間ですが、2泊3日の予定の場合は有効日を今日と明後日にするなど、日をまたいで設定することも可能という万能ぶり。

 

フリーパスはJR日光駅みどりの窓口、または、東武日光駅ツーリストセンターで購入できます。

 

駅前からの所要時間は、中禅寺湖温泉まで約50分、湯元温泉まで約90分。

 

しかし、一度、雪の日に湯元温泉まで行ったことがありますが、倍近くかかりました。

 

バスにトイレはついていませんので、ご注意を。

 

あと、東武日光駅から乗る人が多いので、JR日光駅が始発ならそこから乗った方が確実に座れてよいですよ。

 

乗合バスですからね、座席がうまったら終了、ではないのです。

 

時刻表や運賃については、こちらの公式サイトで確認できます。

 

日光エリア・川越エリア|路線バス|東武バスOn-Line

 

服装について

 

はっきり言って寒いです。

 

ただし、直射日光も強いです。

 

しっかり防寒しつつも、暑くなった時のために着脱しやすい服装がベスト。

 

まず、帽子はあった方がよいです。

 

天気がよくても、風が強いと、頭皮から体温を奪われます。

 

坂道や石段だらけなので、ダウンジャケットなどの動きやすい服装がおすすめです。

 

日光東照宮は、奥宮まで石段が200段ほどありますので、けっこうな運動になります。

 

手袋やマフラーは、外してもかさばらないようなものにしておくとよいですね。

 

舗装されていない地面のところもありますし、奥宮への石段は周りの木立に光をさえぎられているため、凍結している部分がけっこう多いので、靴もそれを考慮して選びましょう。

 

そして、東照宮を拝観するのであれば、脱ぎ履きしやすいものを。

 

何故ならば、一部、靴を脱いで入る場所があるからです。

 

また、そこは板張りになっていまして、スリッパなどはありません。

 

見学しながら小刻みに足踏みし続けたくなければ、靴下はぶ厚いものにしましょう。

 

氷点下の板の間、つらいですよ。

 

バッグは、お参りのため、というのもありますが、足元がすべりやすい場合のことを考えて、斜めがけできるものかリュックにして両手をあけておきましょう。

 

私は更にインナーも発熱素材のものにして、おなかに使い捨てカイロを貼ります。

 

観光について

 

かまくら祭など冬ならではのイベントもありますが、基本的にはオフシーズンです。

 

観光施設やお店は冬季休業、または定休日を増やしたり営業時間を短縮するところがあります。

 

お目当てのスポットがあるなら、事前に営業日や営業時間をチェックすることをおすすめします。

 

その代わり、普段は2人以上でないと泊まれないお宿が1人客を受け入れてくれたり、というメリットもあります。

 

GWや紅葉の季節のハイシーズンの混み具合と比べると、私個人の体感では、冬場の人出は7~8割減といったところ。

 

観光地が休憩している姿をのぞきに行く、くらいの、ゆるい気持ちでお出かけになるとよいと思います。

 

ちなみに私の定番ゆるゆる日帰り旅のスケジュールは、お昼頃に現地到着 → ランチ → 徒歩で日光山へ → 二荒山神社でお参り → 近場の温泉宿で日帰り入浴 → カフェで休憩 → 徒歩で駅まで戻りながらお土産購入、という感じ。

 

冬の日光は、そんなのんびりが似合います。