あざな悠良のよもやま話

備忘録を兼ねていろいろな情報を発信していきます。

オーブンレンジとオーブントースター + 電子レンジの使い勝手を比較した

f:id:azanayura:20190425201730j:image

 

一人暮らしをはじめるにあたり、家電製品を一からそろえようと考えた時、大きな悩みが一つありました。

 

それは、「電子レンジとオーブントースターの併用にするか、オーブンレンジだけにするか」ということでした。

 

ものを温めるだけなら電子レンジ1台で事足りますが、いかんせん、やつはトーストやグラタンのようなこんがり焼きめが必要になる調理はできません。

 

いろいろ悩んだ末にオーブンレンジを購入し、結局はオーブントースターも追加で購入することになったので、それぞれの使い勝手について書いておこうと思います。

スポンサーリンク

 

 

加熱方法の違いについて

 

ざっくり分けると

 

  • 電子レンジ … 温める
  • オーブントースター … 焼く
  • オーブンレンジ … 温め + 焼く 両方できる

 

になるのですが、実はもう少しこまかい差があります。

 

オーブンレンジについている機能として、レンジ、オーブン、グリルがありますね。

 

レンジは、マイクロ波という電磁波を発生させて、食材に含まれた水分自体に熱を発生させることによってものを温める機能です。

 

オーブンは、庫内を一定の温度の熱が対流することによって食材全体を加熱する機能で、むらなく中まで焼くことができます。

 

グリルは、庫内に設置された電熱器が熱くなることなどによって、その熱で食材を焼く機能で、食材の表面に直接高熱があたるので、こんがり焼き色がつきます。

 

言葉としては「焼く」よりも「炙る」と表現する方が的確かもしれません。

 

つまり、電子レンジはレンジ機能のみ、オーブントースターはグリル機能のみ、オーブンレンジはこの2つの機能に、更にオーブン機能(製品によっては更にいろいろ)が付いている、ということになるわけです。

 

オーブンレンジの使い勝手は?

 

オーブンレンジがあれば、レンジでものを温めることも、グリルでトーストを焼くことも、更にオーブンで焼き物も自由自在。

 

と、思うでしょ?

 

実際そう考えて、私はオーブンレンジを購入したのですよ。

 

しかし、現実は甘くなかった。

 

まず、オーブン機能についてですが、本格的にお菓子作りなどをしない限りはそうそう使いません

 

何故かと言うと、めんどくさいんですよ。

 

先に、オーブンの加熱方法の中で「一定の温度」と書きましたよね。

 

食材をむらなく焼き上げるためには、まずは庫内を一定の温度にしておかなければいけないのです。

 

いわゆる「予熱」というやつですね。

 

予熱で庫内を温めたら、今度は温度が下がらない内に食材を入れないといけません。

 

このタイミングを計るのが、慣れないと難しい。

 

慣れてしまいさえすればいいのでしょうが、私は慣れる前にあきらめにおそわれてしまいました。

 

なんと言うか、オーブンに振り回されて時間を取られるのが、もう嫌。

 

そして、グリル機能。

 

トーストも焼けるじゃん、と思って購入したものの、取扱説明書を読んでいた私は目を疑いました。

 

え、加熱時間10分って、どゆこと?

 

実家ではずっとオーブントースターを使っていたので、トースト1枚なら3分くらいという感覚でいたのですよね。

 

実際に使って見ると、好みの焼き加減にするには15分は必要だと判明。

 

トースト1枚食べるのに15分も待たなければいけない、ということに我慢がならず、結局オーブントースターを追加で購入することにしたのでした。

 

まとめ

 

最後に、それぞれのメリットとデメリットについて。

 

・価格

 

安いもので、オーブンレンジは20,000円前後、電子レンジは5,000円前後、オーブントースターが4,000円前後というところでしょうか。

 

機能にもよりますが、こだわらないのであれば電子レンジ + オーブントースターの方が安くそろえられるでしょう。

 

・置き場所

 

オーブンレンジ1台であれば省スペースで済みますね。

 

レンジとオーブントースターだと、ほぼ同じ大きさのもの2台分のスペースが必要ですし、コンセントも2ヶ所分必要になります。

 

ちなみに、加熱している時には本体がかなり熱くなるので、2台重ねとかはやめておいた方がよいですよ。

 

・サイズ

 

オーブントースターとオーブンレンジで比較すると、オーブントースターは庫内が狭いので、高さのあるものや、一度にたくさんの量を入れることができません。

 

グラタン皿を2枚以上や大きめのケーキを調理したいなどの場合は、オーブンレンジを選択するのがおすすめです。

 

・調理時間

 

トーストであれば、オーブントースターが短時間で焼けるので最高です。

 

グラタンや肉料理、焼き菓子についても、中が生焼けになったり、外側が焦げたりなどがないように工夫すればオーブントースターでもできるので、それほど困ることはないでしょう。

 

ただし、オーブンレンジはタイマー機能に加えて温度設定もできるので、管理がしやすいというメリットがあります。

 

・液だれなどがあった場合

 

掃除のしやすさは、オーブンレンジの方がフラットな部分が多いので、やりやすいと思いますね。

 

庫内をレンジ用のお掃除シートなどでささっと拭くだけで事足ります。

 

オーブントースターの場合、内部に電熱棒があるので凸凹していますし、底がトレイ状になっていないタイプだとパンくずの掃除もままなりません。

 

また、オーブントースターの場合、加熱中に電熱棒にバターなどの油分がたれると、故障や火事の危険があるので注意が必要です。

 

おまけ

 

余談ですが、使用電力のことについても。

 

レンジを使ったらブレーカーが落ちないか心配、という人向けに使用電力の計算方法についてです。

 

製品にもよりますが、だいたい、電子レンジであれば500~600W、オーブントースターやグリル機能であれば800~1,000W、オーブンであれば1,200~1,400W程度の電気を使います。

 

各家庭で一度に使用できる電気の量は、契約アンペア数によりますが、アンペアとワットの関係ってよくわからなかったりしますよね。

 

でも、これは意外と単純でして。

 

1A(アンペア) = 100W(ワット)

 

なのですよ。

 

ですから、電子レンジであれば、5~6A、オーブントースターやグリル機能であれば8~10A、オーブンであれば12~14Aの電気が必要になります。

 

他の部屋の電化製品の電力量とあわせて、契約アンペア数を超えるとブレーカーが落ちますので、お気をつけください。

 

更に、コンセント1個は基本的に15Aくらいまでしか電気を流せないようになっています。

 

三又コンセントなどを使ってタコ足配線でレンジとトースターをつないで一度に使ったりすると、他に何も使っていなくてもブレーカーが落ちることがありますので、ご参考まで。