はじめて一人暮らしをはじめる時、いろいろと不安はあるでしょうが、一番気になるのは「お金」についてではないでしょうか。
実家暮らしの間、家にお金を入れていたとしても、いざ一人で暮らしはじめた場合、食費や光熱費がどのくらいかかるのものなのか見当もつきませんよね。
そこで、今回は、一人暮らしをしていく中でかかるお金と、節約するポイントについて書いてみたいと思います。
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生活費の内容
ざっと書き出すと、以下のようなものがあります。
- 家賃、管理費
- 食費
- 光熱費(電気、水道、ガス)
- 通信費(電話、インターネット)、視聴料(NHKやケーブルテレビ)
- 生活用品代
- 貯金
賃貸物件の場合、だいたい2年に1回の契約更新があり、家賃とは別に更新料がかかります。
それ以外にも、冠婚葬祭だったり、家電製品が壊れるなど、急な出費も考えられますので、備えとして貯金はしておいた方がよいですね。
ちなみに、私、水道代の請求が2ヶ月に1度だということは、一人暮らしをはじめるまで知りませんでした。
いつまでたっても請求がこないので不安になったのも、今ではなつかしい思い出。
その他に必要な費用としては、
- 趣味、娯楽、交際費
- メイク用品や服飾費
- 医療費、保険の掛け金
- クレジットカードなどの会員費
- (マイカーがあれば)車の維持費、ガソリン代、駐車場代
- (フリーターの場合)国民年金、国民健康保険料、住民税
などがあります。
交際費、服飾代などは、人によっては占めるウェイトが大きくなってしまうことがありますが、無理のない範囲を設定するのが肝心。
新卒の正社員で一人暮らしをはじめてから、その後、退職してフリーターになった場合などで、うっかりしがちなのが年金や住民税です。
会社の福利厚生に入っていればお給料から天引きされていたものが、フリーターになってからは、手取りのお給料から支払いを考えなくてはいけなくなるので、注意が必要ですよ。
食費と光熱費節約のポイント
家賃や通信費などは、契約から見直さないといけないものが多いですが、食費と光熱費については、自分なりにできるポイントがいくつかあります。
食費
食費をおさえるのであれば、まずは外食を控えるのが最大のポイントです。
例えば、麺をゆでて混ぜるだけの簡単パスタレシピ5品という記事に書いたレシピですが、材料費だけなら、どれも100円程度です。
自炊であれば、これにサラダなりスープなりをプラスしたとしても、200円もあればできてしまうのですよ。
職場でのランチにお弁当を持参できれば最強ですね。
食材が安い時にまとめ買いして、作り置きなり冷凍保存なりしておけば、節約にもつながる上、お弁当作りもらくにできます。
食材は、鶏むね肉、玉子、納豆、豆腐、油揚げ、もやしなど、年間を通して安いものを活用しましょう。
光熱費
水道については、一番節約しやすいのはお風呂です。
節水タイプのシャワーヘッドにしたり、残り湯を洗濯に活用してみましょう。
ガスは、お風呂で追い炊きをしない、料理をする時は中火を基本にする、といった点に気をつけてみるとよいですね。
賃貸物件の場合、プロパンガスが多く、契約するガス会社が指定されていることが多いですけれども、可能であれば契約するガス会社を変えるという手もあります。
以下のように無料で相談できるサイトもあります。
電気については、エアコンが最大の節約ポイント。
扇風機やサーキュレーターで室内の空気を循環させたり、暖房であればコタツを併用するなどがおすすめです。
また、動きはじめが電力をかなり使うので、他の家電のようにこまめにスイッチを切るのは逆にNGだったりします。
テレビなどの待機電力も意外とばかにならないので、こまめにコンセントを抜いたり、スイッチを個別に切ることができる節電タップを活用しましょう。
物件に制約が無いのであれば、アンペア数を下げるというのもありですね。
アンペア数の変更については、一人暮らしで必要なアンペア数と変更する時のポイントという記事をご参照ください。
また、電力の自由化がはじまって以降、いろいろな会社が電気の小売業者として参入しています。
ガスや携帯電話とまとめての契約にすると、料金の割引が受けられたりするので、そちらも検討されても良いかもしれませんね。
電気料金プランを比較して電気代を今よりお安く!【電気チョイス】
家計簿をつけてみよう
使いすぎを防ぐには、家計簿をつけて出費を意識するのが一番です。
少なくとも「いつの間にかお金がなくなっていた」などということは無くなります。
私の場合ですが、固定で決まっていない費用は、以下のように月々の予算を決めています。
- 食費(晩酌用のアルコール含む) … 30,000円
- 光熱費 … 15,000円
- 通信費、視聴料 … 15,000円
- 生活用品代 … 5,000円
- 交際費(外食や飲み会も含む) … 10,000円
この予算の中でやりくりをして、浮いた金額を趣味や服飾代にまわし、残りは貯金というふうにしています。
食費と光熱費にかなり余裕があるので、浮いた予算で本を買ったり、ちょっとお高い食材でごちそうを作ったりも無理なくできます。
この「無理なく」というのが、私にとっては最大のポイント。
だって、無理してからだをこわしたりしたら、元も子もないではないですか。
あとですね、最初から予算をくまずに、他の予算の浮いた分で好きなことを楽しむと、節約をがんばったご褒美感が出て、それもまた良いのです。
家計簿のつけ方も、スーパーで食品と一緒に生活用品を購入した場合などで内訳をいちいち振り分けるのがめんどうなので、スーパーで購入した金額はすべて食費、ドラッグストアで購入した金額はすべて生活用品代、というふうにして、あまりがちがちにしばられないようにしています。
とにかく「出ていくお金を意識する」というクセをつけることがたいせつだと思うのですよ。
はじめの一歩としてはこんな方法もありますよ、ということで、ご参考までに。