前回、片づけられなかった私が部屋をきれいに保つためにやったことという記事で、収納しきれる分以上のものを持たないようにすれば散らからないのでは、という内容を書きました。
しかし、部屋をきれいに保つためには、ものを片づけるだけではなく、掃除もしないといけませんよね。
今回は掃除のポイントについても書いてみようと思います。
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パッと見きれいな部屋を保つには
掃除をする時間が作れなかったり、気力がわかなかったりという時のために、少しばかり掃除や片づけをサボってもなんとかなるポイントも書いておきます。
家具は木製がオススメ
白、黒、パイン材などの木製で比較すると、一番ホコリが目立つのは黒です。
1週間もすればうっすら白っぽくなってきます。
なら白い家具がいいのでは、と思うかもしれませんが、これも2週間もすればグレーっぽくなってきます。
これが木製になると、1ヶ月くらいは余裕できれいに見えるんですよね。
あくまでもパッと見の話で、実際にはそれなりにホコリはあるわけですから、掃除をしなくてもいいというわけではないのですが。
ただ、見てわかるくらいにホコリがあると、それだけでうんざりしませんか?
例えば、今日はどうも調子がよくないというような日に、「掃除はまた今度やればいいか」って思えるのって、ものすごく心が軽くなりますよ。
置き場所を集中させる
片づけをどうしてもやる気になれないこともあると思うのですが、ものを出しっぱなしにするならするで、あまり散乱させないことも重要です。
あっちこっちにものを置いてしまうと、量としては少しずつ増えていくので、最初のうちはそれほど散らかっているように見えないんですよね。
「あ、散らかってる」と自覚できる頃には、時すでに遅し。
なので、本や書類はこのへん、脱いだ服はこのへん、といった感じで、なるべく集中して置くようにするのがよいです。
そうしておくと、全部を一度に片づけることができない時でも、今回はこれ、あっちは次回、といった感じでやれるので、プレッシャーが減ります。
元々の収納場所を侵さない
服を適当に衣装ケースにつっこんだり、本棚に読み終わった本を戻す時に、取りあえずここでいいか、と元々置いてあった場所とは違うところに置いたりすると、あとで整理するのがおっくうになり、収納場所自体が雑然となってしまうおそれがあります。
適当にしまうくらいなら、出しっぱなしにしておいて、時間と気力がある時にちゃんとしまう方がらくですよ。
各場所ごとのポイント
玄関周り
上り口は、靴についたホコリ以外にも髪の毛などが落ちていますが、月に1回くらい、ホウキとチリトリを使って掃除しておけば十分きれいに保てます。
狭ければ、厚手のウェットティッシュでささっと拭くのでもOK。
玄関マットを置いているのであれば、余裕があれば洗濯をするのがベストですが、無理なら、掃除用の粘着テープと除菌消臭スプレーを同じタイミングで。
シューズボックスの棚板の掃除は、年に1回くらいでも大丈夫です。
玄関を掃除する時は、ついでに傘立てもチェックして、もし底に水がたまっていたりしたら捨てましょう。
ドアはひどい汚れが無ければ放置も可能です。
トイレ
床や便器の表面はトイレ用掃除シート、便器の中は洗剤とブラシを使って、少なくとも2週間に1回くらいはやりましょう。
便座の裏側や、便器内のふちの裏側など、けっこう汚れがたまりますし、放置すればしただけ落としにくくなります。
洗剤は、汚れをつきにくくするタンクに置くだけのタイプやスタンプタイプのものがおすすめです。
温水洗浄便座(要するにウォシュレットのことなんですが、これは商品名なんですよね)であれば、ノズルもきれいにするのを忘れずに。
うっかり放置するとカビますのでね。
タンクは、中にカビが発生することがあるので、年に1回くらいはチェックしましょう。
少しくらいのカビや汚れならタンク用洗浄剤を入れて放置するだけで済みます。
トイレに窓が無いタイプの物件だと換気口があると思いますが、少なくとも半年に1回くらいはフィルターの掃除もしておきましょう。
汚れがひどくなければ、軽く水洗いして、乾くまで放置してから元に戻せばOKです。
ちなみに、洗濯や交換の手間がめんどうなので、便座カバーやマットは使ってないです。
浴室と洗面台
床や壁は、お風呂からあがる前にシャワーの水をかけておけば、洗剤を使って洗うのは月に1回くらいでも大丈夫です。
バスタブは、お湯をためて入浴すると、一見きれいに見えても手でさわるとざらつくので、使う度に洗剤をつかって洗うのがベスト。
いすや手桶、シャワーヘッドは週に1回くらいは洗剤を使って洗いましょう。
特に、いすの足元は、気をつけていても赤っぽいカビがつきやすいです。
鏡は水滴の跡が白く残りやすいですが、気になったら洗剤で洗うようにすればOK。
最大のポイントは、しっかり乾燥させること。
浴室乾燥機能があれば、それを使うのもよいですし、使用済みのタオルで壁や床の水気を拭き取るなどするのがベストでしょう。
ちなみに、我が家の場合は浴室に窓が無く、24時間換気機能が動いているので、あとは常時ドアを開けっぱなしにしています。
水気を拭いたりしなくても、天井や壁にカビがはえたことは今のところありません。
水道の蛇口は緑色のサビがつくと取るのがたいへんなので、浴室に湿気がこもらないようにしてサビさせないことが大事です。
浴室の排水口は、ぬめりや水アカなどの汚れがたまりやすいので、3ヶ月に1回くらいは表面のふたをはずして中の部品を掃除しましょう。
洗面台は、2週間に1回くらいで大丈夫ですが、浴室のいすなどと同じタイミングで洗ってしまうのがらくちんです。
一緒に排水口もチェックして、髪の毛などのゴミを取り、汚れを落としておきましょう。
浴室や洗面台の排水口の部品には網目状の部分があったりするので、使い古しの歯ブラシが1本あると便利です。
換気口のフィルターは、トイレ同様、最低でも半年に1回くらいチェックを。
洗濯機
洗濯機は、カビ予防のため、使わない時にはふたを常時開けっぱなしにしておきましょう。
あとは年に1回、洗濯槽用洗浄剤でつけ置き洗いをするといいと思います。
洗濯機用の排水口はつまると大惨事になるので、糸くずフィルターの掃除だけは週に1回はやりましょう。
排水口自体の掃除は、年に1回くらいでも大丈夫だと思います。
本体下にたまっているホコリも、排水口掃除のついでにやっておけばそれほどひどい状態にはなりません。
同じタイミングで排水ホースの汚れもチェックして、ホコリ取り用ワイパーで表面を撫でておきましょう。
本体の表面は、気にならない限り放置可能。
内部の、洗剤や柔軟剤の投入口付近は汚れがこびりつきやすいので、汚れてきたな、と思ったらウェットティッシュなどで拭き取ればOKです。
キッチン
自炊の頻度にもよりますが、シンクの排水口は週に1度はチェックしましょう。
ラーメンのスープなど油が含まれたものを流すせいか、家中のどの排水口よりも汚れがたまりやすいです。
気がついたら真っ黒なヘドロみたいな汚れが排水管にビッシリ、ということがあり得ます。
排水口のゴミ受けには排水口用のゴミ袋をかけておき、本当は毎日がベストですが、最低でも週1で交換を。
ゴミ受け自体は食器用洗剤を使って洗えばそこそこきれいにできますが、2ヶ月に1回くらいは漂白剤でしっかり汚れを落としましょう。
シンク内部はそれほどむきにならなくても大丈夫ですが、ゴミ受けを洗うついでに一緒に洗っておくと「前に洗ったのいつだっけ?」と不安にならずに済みます。
コンロは、食材をこぼしたらその都度掃除する他、月に1回くらいチェックして気になる部分をきれいにしておきましょう。
その時は、他の家電製品も一緒にチェック。
ただし、電子レンジの内部だけは、使ったその日にキッチン用掃除シートなどでささっと拭いておくのがおすすめです。
レンジフードは、毎日料理をするわけでない我が家でも1年放置すると汚れを落とすのがめんどうに感じるので、半年に1回くらいがベストです。
リビング
床はフローリングであれば、週に1回、ウェットタイプのフローリングワイパーをかければ、無理に掃除機を使う必要はありません。
ポイントは、板の目にそってワイパーをかけて、溝にホコリがつまらないようにすること。
ただし、ロングヘアの人は抜け毛がけっこう目につくので、週2でもいいと思います。
ラグやじゅうたんを敷いているなら、週に1回は掃除機をかけたいところですが、3回中2回は粘着シートにしてしまっても大丈夫です。
ホコリについては先に少し書きましたが、アレルギーなどが無ければ「あ、ホコリだ」と思ってからでもなんとかなります。
エアコンのフィルターは、使用頻度にもよりますが、使いはじめるようになったら1度掃除して、使用している間は3ヶ月に1回チェックするくらいで大丈夫だと思います。
窓のサッシは砂ボコリがたまりやすい上に、雨水を含んでかたまると落としづらくなるので、月に1回は掃除するようにしましょう。
排水口が付いているベランダも同様にチェックしないと詰まります。
ついでにエアコンの室外機のホコリもはらっておくと故障の予防になります。
窓ガラスは気にならない限り放置可能ですが、網戸は半年に1回くらいはチェックしておいた方がいいです。
劣化して破れ目や隙間ができると、虫が入りますのでね。
天井のライトカバーの中には意外と虫が入り込むので、年に1回、はずして中をチェックしましょう。
ルーチン化するなら
思いつくままにつらつら書いてしまいましたので、実際に自分が組んでいる掃除スケジュールと、掃除にかかっている時間も書いてみます。
その都度
- バスタブ … 5分
- 電子レンジ内部 … 3分
- テーブル拭き … 5分
- 生ゴミ処理 … 5分
- ゴミ捨て … 10分
1週間に1回
- 浴室の小物 … 5分
- 洗濯機の糸くずフィルター … 3分
- シンク・排水口・ゴミ受け … 10分
- リビングとキッチンの床・廊下・ラグ … 15分
2週間に1回
- トイレ … 10分
- 洗面台と排水口 … 10分
1ヶ月に1回
- 玄関周り … 10分
- 浴室の床や壁 … 10分
- コンロ … 10分
- 家電製品のホコリ取り … 10分
- サッシ・ベランダ … 15分
3ヶ月に1回
- エアコン・空気清浄機のフィルター … 15分
半年に1回
- 換気口関係 … 10分 × 3
- 網戸 … 10分
1年に1回
- シューズボックス内 … 5分
- トイレタンク … タンク用洗浄剤を使うなら3時間くらい
- 洗濯槽洗浄 … 6時間くらい
- 洗濯機下と排水口 … 20分
- 天井のライト … 20分
思いついたら
- 玄関ドア … 5分
- 浴室の鏡 … 5分
- 洗濯機本体 … 5分
- リビングのホコリ取り … 10分
- 窓 … 10分
終わりに
なるべく毎日やっているのは、電子レンジの中とテーブルをお掃除ペーパーで拭くのと、生ゴミ処理くらいですし、サボることもあるので、手間や時間はそれほどかかっていません。
1日でまとめてやろうとすると意外とめんどうになるので、作業は日を分けて分散させるのがポイントですかね。
かかる時間は、このペースで掃除をし続けた場合のもので、今現在、私自身が実際に掃除にかけている時間です。
これが、カビだの虫だのが発生したとたん、かかる時間は3~5倍になると考えてください。
掃除は汚れがたまらないうちにやるのが一番らく。
これに尽きます。
あと、臭いと虫を予防するのに一番効果的なのは、ゴミをためないことです。
ゴミをまとめている時に、意外とゴミの量が少なくて、ゴミ袋に余裕があることがありますよね。
そこで、いっぱいになってから捨てよう、なんて考えてはいけません。
ゴミ袋ってお金を出して買ったものだから、なんとなくもったいないと考えてしまいがちですけれども、ゴミ袋はそれ自体がゴミと割り切りましょう。