あざな悠良のよもやま話

備忘録を兼ねていろいろな情報を発信していきます。

台風への備えについての覚え書き

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2019年の秋は、台風に翻弄されましたね。

 

被害にあわれた方におかれては、一日も早くいつも通りの生活にお戻りになれるよう願っています。

 

私自身は、家の中に閉じこもって雨風をやり過ごすだけで済みました。

 

万が一、停電や断水があってもしばらくは大丈夫なようにと備えをしていたものの、それらが役に立つ場面は皆無。

 

が、今回はたまたま無事に済んだだけの話なんですよね。

 

後になってから考えると、もっとこうしておいた方がよかったと思ったことや、やってはみたものの本当に完全に無駄だったことなどがいろいろと浮かびます。

 

次回以降の備えのために、今回の備えに関することを書いておこうと思います。

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飲料水と食料の備え

 

普段から、急に体調を崩した時のために、手軽に食べられるものやミネラルウォーターなどをストックしています。

 

常にあるものとしては

 

  • ミネラルウォーター 2リットル 2本
  • 経口補水液 500cc 2本
  • 紅茶(微糖) 500cc 3~5本
  • インスタントラーメン 5食分くらい
  • カップ麺 3~5個
  • おせんべいやチョコレート 2~3袋
  • ツナ缶などの缶詰 5個くらい

 

といった感じ。

 

あとは、冷蔵庫内に週末に作り置きしておくおかず類がいろいろと、ハムやベーコンのパック、冷凍庫内に、食パンや、1食分ずつ小分けにしたおかゆがあるのですが。

 

もしも停電になってしまったら、と考えると、これではいささか心もとないかもしれないな、と思いました。

 

かといって備蓄ばかり増やすのも後がたいへんなので、とりあえず、ビスケットやインスタントラーメンなど、常温保存ができて、おなかにたまる、普段から食べなれているものをいくつか追加するにとどめました。

 

この「普段から食べなれている」というのが私なりのポイント。

 

あんまり「非常食」という概念にこだわってしまうと、何事もなくやり過ごせた後、絶対に余らせてしまうと思うんですよね。

 

いくら賞味期限が長いとはいえ、うっかり廃棄するはめになったらもったいない。

 

水もそうです。

 

水は、防災マニュアル的なものを見てみると、1人分のストックとして1日3リットルという量が目安とありました。

 

最初は浅はかにも「1日3リットルも飲むかいな」などど考えてしまったのですが、そういえば、インスタントラーメンは水が無ければ作れないのだな、と思い直しまして、ミネラルウォーターの2リットルペットボトルをもう1本買い足しましたけれども。

 

置いておけるスペースも有限ですからねぇ。

 

これらですが、キッチンのシンク下のスペースだけでは置ききれず、床に直置きされています。

 

おかげで、料理をしている時、うっかりすると蹴飛ばしてしまう始末です。

 

話を戻しまして、台風がくる直前には、お米2合分のおにぎりや、1リットルの冷水ポットに作った麦茶、玉子焼きやおひたしなどの温め直さなくても食べられるおかずを作って冷蔵庫へイン。

 

もしも停電したら、作り置きから消費していって、それらが無くなったら常温保存しているものに移行するという「停電しても3~4日はもつだろう」作戦でした。

 

幸い、停電も断水も起きなかったので、本当にもったかどうかはわからないのですが。

 

家の備え

 

 冠水による浸水や、風による被害についてもいろいろと考えさせられました。

 

台風がくる時には、いつもであれば、外に出しっぱなしにしている物干し竿を屋内に撤収するくらいなのですが。

 

あまりにも風が強い場合、よそからの飛来物で窓ガラスが割れるだとか、そもそも窓のサッシ自体がもたないだとか、エアコンの室外機が壊れたり飛ばされたりするだとか、いろいろな話を耳にしたものですから、もう少し何かやっておいた方がよいかな、という気持ちになりまして、いろいろとやってみました。

 

まず、今回の台風で行った人が多かったであろう、窓の補強について。

 

窓ガラスに段ボールを添え、ガムテープをイギリスの国旗のように貼り付ける、というのがありますよね。

 

私はたまたま捨てそこねていた通販の箱があったので、それを使いましたが、あれってスーパーやドラッグストアでももらえるんですよね。

 

しかし、台風のニュースが駆け抜けると、スーパーなどから一気に段ボールが消えました。

 

みな、考えることは同じなんですね。

 

ガムテープも品薄状態。

 

段ボールは無理だとしても、ガムテープくらいは普段から用意しておいた方がよいかもな、と思いました。

 

で、この窓の補強。

 

普段、それほど窓ガラスを掃除していないからなのか、はたまた、紙のやつでははがしづらいからと布ガムテを使ったせいなのか。

 

段ボールを窓にガムテープで貼り付けたはいいのですが、半日もすると自然とはがれてきちゃいましてねぇ。

 

なんてこった、と思っている間に台風が通り過ぎてくれたので、結局貼り直すことはしなかったのですが、骨折り損というか何というか…。

 

これ以外に、もしも窓が割れてしまった場合にガラスが屋内に入り込むのを防ぐ意味で、カーテンを閉じて、つなぎめをガムテープで固めておいたのですが、そちらはまったくはがれなかったので、ガムテのせいではないような気がしますね。

 

我が家の窓がすりガラスで表面がデコボコしているので、そのせいかもしれませんけれども。

 

とりあえず、次回は掃除してから準備しようと決めています。

 

あとは、沖縄の人が台風対策として行っていると聞いて真似してみたのが、窓のサッシのすき間埋めです。

 

雨が入り込んでくるのを防ぐために、サッシのすき間に新聞紙などをつめておく、というもの。

 

あいにく新聞をとっていないので、ペットシートを買ってきて代用。

 

薄手のペットシートを2つ折りにしたり、くるくる丸めたりして、窓のすき間の上下左右全面を埋めました。

 

結果は、雨が入り込んでくること自体が無かったので、効果のほどはわからずじまいなのですが、他でわかったことが一つ。

 

息苦しい。

 

そりゃそうですわ、ただでさえマンションの部屋なんて気密性が高いのに、更にすき間を埋めて、空気の通り道を減らしちゃうんですから。

 

おうちの被害と体調とをてんびんにかけて悩んだ結果、足元を埋めた分だけを残して、それ以外は撤去しました。

 

エアコンの室外機は、強風が内部に入り込むと壊れたり、ダクトを逆流した風が室内に入り込むとたいへん、という話を聞いたので、特大サイズのゴミ袋をかぶせてガムテープでガチガチに固めておきました。

 

ただし、これをやってしまうと当然のことながらエアコンが使えないので、暑さの厳しいときであれば熱中症対策も必要になりますね。

 

我が家には扇風機があるので安心ですが。

 

停電したら扇子の出番だ。

 

あとは、室外機自体の固定部分が壊れて飛ばされてしまったらどうしようか、ということも考えましたが、「そこはどうしようもねぇな」という結論に至り放置。

 

自分のだったらどうにかするけど、マンションの備え付けのやつなので、あまり手を加えては退去時に何を言われるかわかりませんしね。

 

あとは、排水口から下水が逆流してきたらどうしようとか、考えはじめるときりがないんですけれども、そこは「そうなったらなったで、まぁ、しゃあない」と割り切ることにしました。

 

命が無事ならOK。

 

停電と断水への備え

 

 停電については、もう「確実に起こるもの」と考えて用意をしていました。

 

まず、非常灯は、無印良品のLED持ち運びできるあかりを用意。

 

 

これ、充電器にさしておきますと、停電になると勝手に点灯してくれるという優れものなのです。

 

立てて使うこともできるし、ハンガーのような形の持ち手も付いているので、いろいろと使い勝手がよさそうだと思って買いました。

 

まぁ、これを買ってから、まだ停電したことがないので、実際の使い勝手はまだ不明なのですが。

 

それと、スマホの充電用にモバイルバッテリーと乾電池を用意。

 

念のためデータのバックアップもして、充電ケーブルにつなぎっぱなしにして常にフル充電状態を維持します。

 

冷蔵後の温度維持は、まず、水の入った500ccペットボトルを2本とありったけの保冷剤を冷凍庫に放り込んでおきます。

 

もしも停電したら、カチカチに凍ったそれらを冷蔵室に移動する、という算段です。

 

携帯ガスコンロを持っていないので、購入するかどうか迷いましたが、温めなくても食べられるものばかり用意してあったので、今回は保留にしました。

 

でも、あたたかいものを食べると気持ちがほっとするので、あった方がよいのかな、とも思っています。

 

ただ、我が家はキッチンがIHなので、直火に耐えうる鍋が無い。

 

断水については、まず早めに入浴をすませておいて、残り湯を流さずに浴槽にためておくことで対応しています。

 

避難への備え

 

 まず、台風接近前に行っておくこととしては

 

  • 現金をある程度用意しておく
  • 近所の複数の避難所の情報を確認しておく
  • 非常用持ちだし袋に入れるものをチェックする

 

現金は、大規模な停電になった場合、ATMが動かなくなった時の用心のためです。

 

また、複数の避難所の位置や、そこまでの道順なども事前に確認しておくようにしています。

 

何故、複数かというと、我が家から一番近い避難所は地域の公民館になるのですが、平屋なので、冠水した時には使えない可能性があるからなんですよね。

 

私は、スマホにYahoo天気のアプリを入れているのですが、ハザードマップや近所の避難所情報まで見れてなかなか便利です。

 

非常用持ち出し袋は、普段は作ってありません。

 

地震などで急に逃げないといけない時に持ち出せる自信が無いからです。

 

なので、基本的には、持ち出したいものの中身を考えておいて、その置き場所を把握しておくようにしています。

 

中身の内容は

 

  • ペットボトルのミネラルウォーター
  • ビスケットなどの携帯食料
  • スマートフォン
  • モバイルバッテリーと乾電池
  • 財布(身分証、保険証、クレジットカード、現金入り)
  • 預金通帳と印鑑
  • 着替えとタオル
  • 携帯歯ブラシセットとトイレットペーパー
  • ゴミ袋

 

最低限だと、このくらいでしょうか。

 

これらを、いざとなったら防水リュックにつめこむつもりでいます。

 

台風当日は、寝る時にあかりと着替えとスリッパをすぐ近くに置いておくくらいですかね。

 

実際、台風当日は自宅で、電気がきている間にアマゾンプライムで映画でも見よう、とか、かなりのんびりすごしてました。

 

ただ、その時に思ったのは、「事前にいろいろ準備しているが故の安心感があるからのんびりしてられるんだよな」ということ。

 

あと、少し前に家財保険のことをいろいろ調べたので、「もし被害にあっても、保険があるからある程度は大丈夫」という気持ちもありましたしね。

 

家財保険をうっかり更新した話

 

「備えあれば憂い無し」という言葉をしみじみと感じた秋でした。