ホームセキュリティを使っている関係上、常日頃からブレーカーが落ちたりしないように気をつけながら暮らしている私。
それでなくても、一人暮らしでいきなり電気が消えるなんて、想像しただけでこわすぎる。
しかし、電気が突然消えてしまう、または使えなくなってしまう原因は、使い過ぎだけではないのですよね。
そこで、いざ停電になってしまった時、復旧するにはどうしたらよいのか、いろいろ調べたことを原因別に書きとめておきます。
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地域停電の場合
自分の家だけではなく、街灯やご近所の電気もすべてとまっている場合は地域的な停電です。
強風や雷などの悪天候など、何らかの原因で送電設備に異常が起きたりして、その地域全体の電気がとまっている状態ですね。
これは個人ではどうしようもないので、電力会社の人が復旧してくれるのを待つしかありません。
コンセントから電源プラグを抜いたり、ブレーカーを切ったりして、いつ電気が復旧しても、火事になったり、電化製品が故障しないように備えておきましょう。
復旧まで何時間もかかる場合もありますので、携帯の充電器などは普段から用意しておいた方がよいですね。
料金を滞納していた場合
自分の家だけ電気がとまっている場合は、電気料金の払い忘れがないか確認しましょう。
料金の滞納で電気がとまった場合は、契約している電力会社から督促状が届いていたはずです。
対象の料金を払ってから、契約している電力会社に連絡しましょう。
文字盤がデジタルのスマートメーターであれば、通常は、連絡して30分程度で再開してもらえます。
遠隔操作になるので、操作エラーが起きない限りは立ち合いもいりません。
ただし、操作エラーが起きた時や、文字盤が回転するタイプの旧いメーターだと、再開まで何時間もかかることがあります。
連絡する際は、火事の予防のためにブレーカーを切るなどしておくこともお忘れなく。
あとは、アパートやマンションの廊下のライトなど、いわゆる共有部分の電気も、これが原因でとまることがあります。
家主さんや管理会社が料金を払い忘れるって、嘘みたいでしょうけど、実際にあるのですよ。
ただし、入居者には故障との区別がつかないので、共有部分の電気がつかない場合は、まずは管理会社に連絡するのが最善策です。
使い過ぎの場合
自分の家だけ電気が使えない場合は、まずは分電盤を確認しましょう。
分電盤は、左にアンペアブレーカー、真ん中に漏電遮断器、右に配線用遮断器という構成になっています。
家の一部分だけ電気が使えない時は、配線用遮断器の一部が下がっているはずです。
1つの回路に流すことができる電気は15~20アンペア程度なので、1ヵ所でだけで電気を使いすぎると、その部分のスイッチが切れる仕組みになっています。
復旧するなら、電化製品のスイッチを切ってから、下がっている配線用遮断器のスイッチを上げればOK。
契約しているアンペア数を超えて電気を使った場合は、左のアンペアブレーカーが下がっているので、これも同様に。
ただし、最近では、このアンペアブレーカーが無いタイプの分電盤があります。
これは、スマートメーターがブレーカーの機能も持っているからなのですが、使い過ぎの状態になって電気が消えると、10秒ほどで自動で復旧するようになっているのですよ。
しかし、電気がついたから、と油断して使い過ぎの状態を解消しないと、当然のことながら、再び電気が消えますね。
そして、またつく。
この動作を何回も繰り返すと、機械にロックがかかって自動復旧できなくなりますので、電気が消えた場合は、まず不要な電化製品のスイッチをきるようにしましょう。
万が一、ロックがかかったと思われる時は、契約している電力会社へ連絡すれば、遠隔操作でロックの解除をしてくれます。
アンペア数を増やしたい場合については、一人暮らしで必要なアンペア数と変更する時のポイントを参考にしてみてください。
設備の故障の場合
- 漏電遮断器が下りている
- 使い過ぎを解消してからスイッチを上げても、すぐにまた下りてしまう
- どのスイッチも下りていない
こういった場合は、設備のどこかが故障していることが考えられます。
漏電遮断器が下がっている場合は、自分で上げることもできますが、どんな事故につながるかわからないのでおすすめできません。
契約している電力会社か、または東京電力(お住まいの地域の電力会社)のカスタマーセンターに連絡しましょう。
東京電力と契約していなくても連絡していいのか、と思われるかもしれませんが、電線などはそもそも東京電力の設備です。
契約している電力会社へ連絡しても、調査や修理のために現地に行くのは東京電力の作業員なので、契約会社をすっとばしていきなり連絡しても大丈夫なのです。
- いつ停電したか、またはいつ頃気がついたか
- 分電盤のスイッチはどういう状態だったか
- 自分でスイッチを切ったり入れたり操作したか
- 照明のちらつきなどはあったか
連絡すると、こんな感じのことを確認されますが、わからなければそう答えてOK。
作業員が現地に行く場合は、必ず立ち合いが必要になります。
外の引き込み線や電気のメーター、屋内のアンペアブレーカーは東京電力の設備なので、その部分に異常がみつかった場合の修理費用などは無料です。
が、それ以外の、コンセント部分や屋内の配線などは建物の持ち主の設備なので、東京電力では、調査はできても修理はできないそうなのです。
せっかく来てもらっても原因の調査だけになってしまう可能性があり、しかも、調査費用は有料になる、ということは頭に入れておきましょう。
アパートなどにお住まいの場合は、まずは無料部分だけ調べてもらって、もしもそこで異常がなければ、あとは管理会社と相談してからにするのがよいかと思います。
ちなみに、私の実体験ですと、実家が一戸建てなのですが、ある日、停電したなーと思ったら漏電遮断器が下りていまして。
東京電力に連絡して調べに来てもらったら、屋内の配線をネズミがかじってぶった切り、しかも感電してお亡くなりになっていた、ということが判明。
もちろん調査費用は有料、修理は電気工事店にお願いしましたよ。
あの時は、火事にならなくて本当によかったです。