あざな悠良のよもやま話

備忘録を兼ねていろいろな情報を発信していきます。

「Apple あなたの情報を更新する」というメールが届いたのでクリックしてみた

f:id:azanayura:20190905131757j:image

 

先日、Appleを名乗るアカウントからメールが届きました。

 

結論から言うと、フィッシング詐欺のメールです。

 

しかし、ほめるわけではないのですが、これがなかなかの出来具合でしたので、確認した内容を書きとめておこうと思います。

スポンサーリンク

 

 

フィッシング詐欺とは

 

詳細を語る前に、まずは「フィッシング詐欺とは何ぞや」というおさらいから。

 

公式企業など信用できる相手の名を騙って、不特定多数にメールを送ったり、悪質なサイトに誘導したりして、クレジットカード情報やパスワードなどだまし取る行為のことを言いますね。

 

英語で表記するとPhishing。

 

よく、この手のメールを「釣りメール」と読んだりするので、Fishingなのかと思っていましたが、わりと最近できた造語のようです。

 

対策

 

まず、この手の詐欺が話題になりはじめてからかなり経ちますので、公式企業がうかつに個人情報を求めるようなメールを送ってくることは、ほぼ無いと思っていいでしょう。

 

心配な時は、送られてきたメールからではなく、企業の公式サイトなどを通して問い合わせをしましょう。

 

個人的には、メールのリンクをクリックするだけで被害にあった、などということは今のところありませんが、君子危うきに近寄らず、です。

 

今は大丈夫でも、今後はどのような状況になるかわかりませんので、とにかく不用意にリンクをクリックしたり、添付されたファイルを開いたりはしないことです。

 

今回の一部始終

 

Apple(?)からのメール

 

さて、以上をふまえた上で、今回のお話です。

 

私は、料金の支払いが関わるものや親しい友人には本アカウント、それ以外にはサブアカウント、とメールアドレスを使い分けているのですが。

 

ある日、本アカウントのアドレスにAppleを名乗る送信元からメールが届きました。

 

iPhoneユーザーですので、当然、Appleのアカウントを所持しています。

 

おまけに、つい先日、機種変更をしたばかり。

 

そんな状況で、そのメールにはこのように書いてありました。

 

Title:Apple あなたの情報を更新する

 

本文:銀行と同様、お客様が提供した情報を確認する必要があります。

 

できるだけ早く要求された情報を提供して、Appleアカウントを引き続き使用できるようにしてください。

 

あなたのAppleアカウントに進む(リンク)

 

サブアカウントには多い時は日に150件ほどの詐欺メールが届き、暇な時に中身をのぞいていて「いやいや、その内容でだまされる人はいないでしょ」とツッコミを入れている私です。

 

常であれば、これも即、詐欺メールと断じるところです。

 

しかし、届いたのが本アカウント。

 

少なくとも記憶にある限り、本アカウントに詐欺メールがきたことはこれまでありませんでした。

 

更に、送信元のメールアドレスが@Apple.comとなっている。

 

たいていの詐欺メールは、どんなに公式企業などを名乗ったところで、メールアドレスはわやなものが多いものです。

 

なのに、これは、ここまではっきりとAppleを名乗っている。

 

まさかの本物?

 

ただ、気になる点がなかったわけではありません。

 

宛先として、本アカウントのメールアドレスがそのまま記入されていたことです。

 

Googleなどもそうですが、あちらは顧客情報としてこちらの姓名を知っていますから、宛先には自分の名前が表示されるのが基本のはずなのです。

 

それなのに、今回はメールアドレスがそのまま記載されている。

 

とは言え、いらないメールは即消去していまうたちなので、記憶が定かではありません。

 

よし、確かめてみるか。

 

というわけで、添付されているリンクをクリックしてみました。

 

※繰り返しになりますが、不安な場合は無視が基本ですので、真似はしないでくださいね。

 

いざクリック

 

表示されたのは、Apple公式サイトにある「Apple IDを管理」というページと寸分たがわぬ画面でした。

 

問い合わせ先のフリーダイヤルの番号まで一緒。

 

URLにもAppleの文字が入っている、という凝りようです。

 

ただ、このURLがねぇ。

 

公式と比べて見てしまうと、まったく違うので、秒で詐欺サイトだとわかってしまうんですな。

 

とは言え、よくできてる。

 

プライバシーポリシーなんかの項目をクリックしても重くて重くて開かない、というApple公式ならあるまじき仕様ではあるけれども(笑)

 

この画面が出てきちゃったら、だまされる人もいるかもしれないなぁ。

 

それが率直な感想でした。

 

公式自体のApple IDとパスワードを入力する画面とそっくりなわけですし、メールにはアカウントの使用ができなくなるかもしれないという不安を誘うようなことが書いてありますから、うっかり入力する人がいないとも限らない。

 

そしたら、そのままアカウント乗っ取られてお買い物三昧されちゃうコースなんでしょうね。

 

こわいこわい。

 

ちなみに、そのページのURLをコピーし、アドレスバーに入力して画面を再表示させると、アメリカ在住のWEBデザイナーか誰かのページが表示されますです。

 

本アカウントにメールが届いたのは何故か

 

謎が残るのは、何故、本アカウントのアドレスにメールがきたかですが。

 

考えられる理由としては、以前、本アドレスを登録したことがある企業で個人情報流出があったので、それ経由。

 

もしくは、アドレスの前半部分はガラケー時代からずっと使い続けているので、昔々に何かの拍子で漏れた可能性もあります。

 

後半部分をiPhone用に変えれば、現在の本アカウントになりますからね。

 

手を変え品を変え、詐欺のやり方も進化してきていますから、安全のために本アカウントの変更も検討しようかな、と思う今日この頃です。

 

ちなみに、ネット詐欺でクリックしてみた系の記事には、こんなのもありますので、よろしければあわせてお読みください。

 

【ネット副業をはじめる人向け】だまされないためのポイント

 

この記事を書いた時には、もう好奇心でクリックしない、と思ってたんですけどね。

 

結局、知りたい欲に負けてしまいました…。